「伸びしろ」の問題
例えばスポーツで例えます。私は趣味でマラソンをしていますが、まだまだ遅い、ただの市民ランナーです(サブ4ペースで走るのが精一杯)。
このようなランナーは練習を積み重ねると、いくらでも実際成長することが可能です。
一方、このコラムを書いている2023年9月現在での世界記録は、ケニアのキプチョゲ選手の2時間1分9秒。
私が一所懸命練習すると、自己ベストを10分から30分ほど更新することもできます。しかし、キプチョゲ選手が10分記録を更新できるかと言えば、それは微妙…。
なぜか?それは人間としての限界、頂点に到達しているランナーにはもう、削るタイムの幅。つまり伸びしろが限られているわけです。
WEBサイトも同様、すでにウェビナーや、ホワイトペーパーなどのコンテンツマーケティングに取り組んでおられ、ある程度成果がすでに出ている会社だと、その伸びしろは限定的です。
つまり結果が出ていないわけではありませんが、そもそも上限に近い結果がでていれば、「WEBサイトを変えて獲得リードが倍になった!!」という体験は現実難しいと思います。
WEBサイトを活用できていない
WEBサイトは作っただけでは意味がありません。大切なのは「使う」ことです。
会社概要やサービス一覧、社長からのメッセージだけを見て、逆にお客様の立場だったら問い合わせするでしょうか?
或いは頻繁にそのWEBサイトに訪問されるでしょうか?
大切なのはトップページのハデな動画でもなく、高額なCMSなどのツールでもなく、そのWEBサイトに入っているコンテンツです。
このコンテンツはコラムという意味ではありません。ユーザが「役に立った」「楽しい」と思える情報が無いと訪問しないですよね?
「コンテンツマーケティングの本質はファン作り」でも触れさせていただきましたが、テクニックは不要です。とにかく多くの情報を頻繁に発信していくことが大切です。
なぜナショナルクライアントは上手くいくのか
よく広告で誰でも聞いたことがあるナショナルクライアント様名で「売り上げを伸ばしたWEBサイト」などと見かけますよね?
まずそもそもかけている広告宣伝費に差がありすぎます。
WEBサイトだけでなく。テレビに露出したり知名度も異なります。費用をかければ同じ結果が得られるというわけではありませんが、現実そのような企業は今日昨日でできた知名度ではありません。
正直比較する対象にはならないので、上手くいっているのは事実でも、自社には合わないケースが多いと思います。
【結論】WEBサイトを作っただけでは効果は望めない
例えばアクセスを増やすのであれば、WEBサイトをリニューアルしただけでは増えません。
リスティング広告などでなく、やはり知名度を上げていかないと、有効なアクセスは増えないのでマス広告などへの出稿も含めた予算取りは必須です。
リード獲得もシンプルに名刺獲得代わりを期待しても、大半が逆営業だと思います。有効な名刺をかき集めたいなら展示会に出展した方が確実です。
またCMSやMA、WEB接客ツールを導入するだけではダメで、使いこなすことが大事です。
ツール会社はカスタマーサクセスがあっても、現実CMSの操作は教えてくれても、どんなウェビナーを行えばよいか、どんなコラムを書けば良いかなどは、ほとんど教えてくれないと思います。
また有償でもそれらの代行もないと思います。
高額なツールで全ての予算を使い切るのではなく、これらコンテンツの生成にも費用は残しておきましょう。
「ChatGPTで管理部門の業務軽減は可能か?」等でもお伝えしていますが、それをChatGPTに任せるのはまだまだ時期早々です。
最後は宣伝になりますが、WEBサイトをどう活用していけば良いか、ご相談はぜひネクストソリューションズまでよろしくお願いいたします!