WELQ(ウェルク)問題の概要
2016年、DeNAが運営していた医療関係のメディア「WELQ」の記事が、いわゆる「トンデモ」なものが含まれていたり、盗作と言われても仕方のないようなものが目立ち、それによりサイトは閉鎖。経営陣も減給などの処分を行うなど大きな問題になりました。
キュレーションメディアと呼ばれ、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった「まとめサイト」自体の運営方法にも大きく影響を与え、きっかけになったのはWELQですが、別会社の同種メディアが閉鎖や社名変更など様々な問題に発展していきました。
問題をきっかけに厳しくなったYMYLコンテンツ
YMYLは「Your Money or Your Life」の頭文字4つを省略したもので、日本語に直訳すれば「お金と生命」。
すなわち例えばWEBに関する情報などとはレイヤーが異なり、人生に影響を与える情報を扱うサイトといった意味で、主に次のものが挙げられます。
- 時事問題
- 市民権・政府・法律
- 金融
- ショッピング
- 医療健康
- 人々の集団(国籍、性別、宗教など)
- その他(例えば受験情報や就職情報など)
例えば時事問題。2011年の東日本大震災では、インターネット上に様々なデマが流れたのは記憶に新しいところでしょう。
医療も同様。今でも「なにがしかの症状」で検索すると、必ずといっていいほど「大病の疑い」を指摘するコンテンツが溢れかえっているのは、皆様も周知のことだと思います。
政治も同じですよね。自身の主張を通すために、実際はそのような発言はしていないにも関わらず「切り取り」でSNSなどで拡散されているのも、これも皆様周知のことだと思います。
WEBサイトのSEO問題と違って、これらの情報って誤った情報である種「扇動」されてしまうと、取り返しがつかない大問題になりますよね?
ですので、こういった情報を扱う場合は最大限注意しましょうといった内容になっています。
もう一つ押さえておきたいE-A-T
また新しいキーワードをご紹介させて頂きましたが、こちらは「Expertise Authoritativeness Trustworthiness」の頭文字3つで「専門性、権威性、信頼性」となります。
もうこれはそのままのイメージですが、専門家であること、そしてそれを証明できるもの、つまり信頼性がある情報であることという意味で、簡単に言えば「その記事を書いた人を明示しましょう」といったことになります。
当コラムも今、全て私が書いていますので文末に私の紹介をさせて頂いています。
私自身、特に著名な大学を出たとか、経営者だったといった過去はないので、あとは皆様が「名もなき私」の発信する情報にどれだけ信頼頂けるかは、有益な情報を発信つづけ、「ネクストソリューションズのコラムは役に立つ」と思っていただけるように、コツコツと積み重ねるしかないと思っています。
コラムを書く上で注意すること
ネクストソリューションズのコラムで扱っている記事で、完全、他には恐らくでていないだろうオリジナル記事は現時点で以下でしょうか。
これらは私の実体験ベースで執筆したので、テーマそのものから余り見かけない情報ではないかと自負しています。
これらも私なりの解釈が多く、実際に講師をしていた頃からよく授業でも小ネタのように扱ってきた情報なので、読んで頂けば「他で見たよ!」という情報ではないと思いますが、それでも例えば色彩心理は「絶対的に存在」しているものなので、心理学そものを定義したわけでもないので、「テーマはオリジナルではないけど独自解釈をかけたもの」です。
というか、基本当コラムの記事は全てそういった編集方針で執筆しています。
テーマから完全オリジナルなんて実際ほぼ世の中には存在しないと思います。ですので注意点は「扱ったテーマは同じでも、そこでしか得られない付加価値を与えること」だと思います。
情報は常に中立であること
私は「最後は現場のご担当者様が判断して頂けば良い」と思ってますので、「WEBサイトリニューアルが失敗する理由」この記事なども、ぜひご覧いただければ幸いなのですが、どこをどう読んでも「WEBサイトリニューアルであればネクストソリューションズ」と言った通販番組のような要素は無いです。
この記事の「まとめ」を読んで頂ければ分かりますが、様々なWEB制作会社があるので、皆様にとって一番相性が良いと思った会社を選んでくださいと結ばせて頂いています。
私は情報とは常に中立である必要があると思います。民間企業のコラムなので自社にバイアスがかかるのは仕方がないかもしれませんが、それだと読者の方を時には「裏切る」行為にも繋がると思っています。ですので、結果ネクストソリューションズが不利になるような情報であっても積極的に発信しているつもりです。
皆様もぜひ自社のコラムやブログを出す際、背伸びをせず等身大で「正直に中立な情報」を心掛けてみられてはいかがでしょうか。
時間はかかるかもしれませんが、そうやって勝ち得た信頼は絶対的なものになると私は確信しています。